実際に私が経験したコールセンターのお仕事

コールセンターで働くこと

今回は私が実際に経験したコールセンターのお仕事をご紹介いたします。

私はコールセンターで約17年勤務しており、自社商品を扱うコールセンターからアウトソーシング先のコールセンターまで、誰でも知っているような大手からベンチャー企業、本当にこまごました業務から超大型の業務までまで、たくさんのお仕事を経験させていただきました。

コールセンターの良いところは、普通だったら絶対に関わらないであろうお仕事を経験できることです。

今回紹介するものが全てではないですが、コールセンターってどういう仕事あるのかなーって思っている人は参考にしてみてくださいね。

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アウトバウンド

私はアウトバウンド(発信)のお仕事が多いので、ここではその一部をご紹介していきます。

これ以外にもこまごまとしたお仕事は数えきれないほど経験しております。

新規の保険の営業

ある会員の方に保険を案内する業務です。

案内だけでなく、電話で保険の申し込みまで行います。

最近は新型コロナの影響で対面での保険営業は自粛したりしてますので、今後は電話営業が増える傾向にあります。

保険商品や保険業界の知識はとても膨大で、さらにお客様と信頼関係を作るのに何度もコミュニケーションを取ったり、難易度は高めです。その分保険の知識はめちゃくちゃ増えました。保険は商品だけでなくて医療的な知識も必要なのでかなり勉強になりましたね。

難易度高いだけに、成績がよくなくてもキツク言われることはありませんのでした。

バリバリの営業がやりたい人にはおススメですが、コールセンター初心者にはあまり難易度高いのであまりおススメはしたくありません。

クレジットカード会員へリボ払い登録の営業

クレジットカードの会員に、リボ払いの登録を案内する営業です。

リボ払いは利率が高くて、カード申し込み時に知らないうちにリボ払いになってしまったりと、トラブルも多いですが、カード会社にとっては利益になる支払い方法なんです。

結構お申込みを頂けるので、成績的にストレスに感じることは少なかった業務です。

でも、調べれば調べるほどリボ払いはおススメできない支払い方法だと思ってしまいまいした。

これもクレジットカードの仕組みや知識は勉強になって、実生活でも身近にあるクレジットカードの有効な使い方は勉強になりました。

自分がおススメできないものを営業することに抵抗がなければそれほどストレスは感じませんでした。

新規のインターネット光回線の営業

個人宅に電話して、インターネットの光回線の営業です。

いきなり自宅の電話が鳴って「インターネット何使ってますか?」と言われます。自宅に固定電話がある人は経験があるんじゃないでしょうか。

コールセンター内はとても活気があって、SVも現場を盛り上げるために必死です。

いわゆる「営業会社」という雰囲気ですが、これはとても楽しい業務でした。

成約すると拍手がもらえたり、インセンティブもついたり、成果が良ければ食事会があったり、会社側もオペレーターのモチベーションを上げるために様々な施策を行い、それはオペレーターにとって楽しいものでした。

バリバリの営業会社という雰囲気はけっこう楽しいものだと感じたコールセンターのお仕事でした。

家庭教師の営業

私が初めてコールセンターで働いた業務です。

子供のいるお宅に「お子さんの成績どうですか?」と電話をします。

その後、母親と子供にアポイントを取って、実際にそのお宅に伺って、対面営業を行って、契約後家庭教師を派遣する、というものです。

家庭教師の営業会社は、家庭教師の派遣は行わず教材を売ることを目的としている会社もありますが、私が働いていたところは教材販売はなく、しっかりとした家庭教師の会社でしたので、自信をもって営業ができました。

電話だけじゃなくて実際に対面でも営業しましたので対面のコミュニケーションスキルも付きました。

世論調査

選挙前になると世論調査のお仕事がありました。

短期間の業務で、かなり大規模な業務でしたので、3日間で100名のオペレーターをそろえたり、本番ではなく事前準備が大変なお仕事でした。

でも、委託元は超大手企業なので、売り上げも大きくお祭りのようなお仕事でした。世論調査のお仕事の期間は、毎日午前様や日が昇るころに帰宅したりと、とても大変でしたが、達成感が大きく何回でもやりたいお仕事です。

コールセンターに慣れた人にとっては物足りないかもしれませんが、短期業務ですし、難易度も低いので初心者にもおススメです。

展示会の来場促進

大規模な展示会の開催をするにあたって、招待状を送付した企業へ、「ちゃんと来てくれますか?」と来場促進を行うお仕事です。

企業へ発信するのでクレームもほぼなく、電話をすることが目的なので、成果もあまり関係なく、気楽な案件でした。オペレーターの仕事としても難易度は低い業務でした。

こちらも難易度は低めですので、初心者でもやりやすい業務です。

インバウンド

アウトバウンドに比べてインバウンドは経験は少なめです。

健康食品の通信販売の注文受付

青汁やグルコサミンや野菜ジュースやその他いろいろな健康食品を扱っている大手通販会社の商品注文受付です。

新聞広告やTVのCMをご覧になって電話を架けてくる人の注文を受け付けます。あまり商品内容についての問い合わせはありませんでした。

注文を受け付けるのは、名前や住所をヒアリングして、商品の確認と料金や支払い方法を確認するのでとても簡単なのですが、注文をしてくれた人を定期購入に引き上げることが目的でした。

初めて頼むお客様に定期的にお届けするコースをおススメするので、バリバリの営業です。

結構シビアな目標値でした。

健康食品の通販の受注業務は、だいたい定期引き上げがあります。これ、結構難しいですよ。

カタログ通販の注文受付

通販カタログをご覧になって、カタログ内の何百種類の商品の中からの注文を受けるお仕事です。

カタログ内の商品をすべて覚えることはなかなか難しいので、商品名だけ言われてもサッパリ分かりません。

商品のすぐ近くにある商品番号を言ってもらって、PCに打ち込むとその商品の名前や料金、お届け期間などが表示されるシステムがありました。

注文自体は紙の受注用紙に手書きで書いて、別の担当者が入力してくれますが、お客様と話しながら簡単なPC入力が必要になるのでPCがまったくダメな人は難しかったですね。

カタログ通販のお問合せ窓口

上記のカタログ通販受注業務の別部署で、商品内容の問い合わせやキャンセルやクレームなどの入電がありました。

何百種類の商品を特定することと、その商品の内容を素早く把握して説明する業務でしたので、慣れないととても大変でした。

また、お問合せ窓口はクレームもありますので、クレーム対応力は付きました。

お問合せ窓口系の業務は、扱っている商品の知識は多く、クレームも多いので初心者にはあまりおススメできない業務です。

コールセンターで働いてみる?

いかがでしたか?大変なお仕事も楽しいお仕事も経験してきましたが、コールセンターはいろいろなお仕事に携わることができて、一つの仕事ではなく、いろいろな仕事を経験できますので、自分の成長に繋がってきたと感じています。

それでは、実際にコールセンターのお仕事はどうやって探すのがいいのでしょうか。

まず、コールセンターでどういうお仕事をしたいのかを大まかに考えましょう。大きく分けて二つあります。

コールセンターのお仕事は「インバウンド(受信)」と「アウトバウンド(発信)」です

派遣やアルバイトのサイトでコールセンターのお仕事を探すときは、インバウンドであれば「オフィス・事務」、アウトバウンドであれば「営業」で探してみてもいいかもしれないですね。

探し方としては、「自分で探す」と「派遣会社に探してもらう」の二つがあります。どちらかというと「派遣会社に探してもらう」ほうが楽ですね。

派遣会社に一度登録をしてしまえば、あとは紹介を待つだけです。

コールセンターのお仕事の探し方は以下でも詳しく解説してますので、見てみてくださいね。

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