朝礼ネタに困ったら-コールセンターの朝礼のネタをどうぞ

話のネタ

コールセンターでは、オペレーター全員の前で話す機会も多いと思います。事務的な周知事項はもちろんですが、どちらかというとオペレーターのモチベーションコントロールの方が重要な役割だったりします。

その時に苦労するのは、話のネタです。

ここでは二つの朝礼のネタをご紹介いたします。話すネタのコツとしては、その話のテーマがみんなが興味を持っているということです。「ツカミはOK」となる題材であればその後の話もしっかりと聞いてくれるようになります。

今回はみんな大好き「ディズニーリゾート」と「カイジ」のお話しです。そのまま読んでも伝わるように記載しておりますので、ぜひぜひ使ってみてください。

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朝礼ネタ:ディズニーランドはなぜ値上げをするのか

2019年10月に、ディズニーチケットが値上がりしました。

例えば、1デーパスポートは以下です。

  •  大人 :7,400円→7,500円
  •  中人 :6,400円→6,500円
  •  小人 :4,800円→4,900円
  •  シニア:6,700円→6,800円

さらに2020年4月からも値上がり、大人8,200円になりますね。

ディズニーチケットの歴史

それでは元々のチケットはいくらで、どういう推移で今の料金になったのでしょうか。

ディズニーランドがオープンしたのが1983年、その時は3,900円でした。

その後は以下です。

ディズニーチケットの値段推移

1983年:3,900円 
1987年:4,200円 (+300円)
1989年:4,400円 (+200円)
1992年:4,800円 (+400円)
1996年:5,100円 (+300円)
1997年:5,200円 (+100円)
2001年:5,500円 (+300円)
2006年:5,800円 (+300円)
2011年:6,200円 (+400円)
2014年:6,400円 (+200円)
2015年:6,900円 (+500円)
2016年:7,400円 (+500円)
2019年:7,500円 (+100円)
2020年:8,200円 (+700円)

今ではオープン当初の倍近くまで値上がりしてますね。

値上げをする本当の理由は?

理由はいろいろあると思います。例えば消費税の増税、ディズニーランドとディズニーシーの大規模拡張計画、などです。

でも、これだけだったらコールセンターの朝礼のネタとしてはつまらないです。

本当の理由は何だと思いますか?それは、「貧乏人はディズニーに来てほしくない」からです。

ディズニーの来園者数

今やディズニーの来園者数は、2018年では3000万人を超えています。これだけの来園者数がいると、どうしてもゲスト対応が疎かになります。

アトラクションに長時間並ばなくてはいけなくなったり、キャストの教育が追い付かなかったり、レストランやその他ショップもアトラクション並みの行列ができてしまったり。

そこでチケット代を上げることにより、ある程度の入園者数を絞り込むことができます。

そうすることにより入園者数の増加を抑え、ゲストに対してより高品質なサービスを提供することができるようになります。また、低収入者はマナーが悪いため、そういったゲストを絞り込むことにより、来援するゲストのマナーも良くなります。

そして大事なのは、チケット代を値上げしても売上や利益が下がることがないという絶対的な自信をディズニーは持っています

チケット代を上げることで、売上・利益は変わらずに、サービスの品質向上を行い、さらにお客様の質も上げることができるのです。

自分たちの仕事は?

ここで大事なのは、低料金で低品質のサービスを提供するということはダメだ、ということです。「安かろう悪かろう」ではリピーターは定着しません。

コールセンターのお客様も同じです。料金が安くても品質が悪ければお客様は離れていってしまいます。料金が高くてもそれ以上の品質があればこれからも自社のコールセンターを使ってくれます。

皆さんのトークやマナーも同じです。しっかりと品質の向上を行うことが、自分たちのコールセンター全体の品質と価値を上げていくことになるのです。

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朝礼ネタ:今日だけ頑張る

「カイジ」というマンガはご存知ですか?「アカギ」などでおなじみの福本伸行先生のマンガです。マンガにとどまらず、アニメ・実写映画などには派生しています。

どちらかというと敵役のキャラクターの方がとても確信を突く言葉が出ています。そんな中で敵役の大槻班長の言葉がとても魅力的です。

カイジとは

主人公のカイジは、ギャンブルで作った借金がもとで地下の強制労働施設に収容されてしまいます。お金をためて外出を目指すのですが、そこでカイジの上司にあたる大槻班長と出会います。

この大槻班長は、強制労働施設のカイジが所属する「班」を仕切っているのですが、やはり適役だけあって、カイジを陥れます。「欲」を発散させる機会が少ない強制労働施設で、「ビール」という欲望をうまくカイジに教え込み、それを元にカイジを自堕落な生活に落とし込んでいきます。

大槻班長の言葉

そこで自堕落な様子のカイジを見て大槻班長が以下の言葉を発します。

「明日からがんばろう」という発想からはどんな芽も吹きやしない
明日から頑張るんじゃない
今日・・・今日だけ頑張るんだっ
今日を頑張った者・・・
今日を頑張り始めた者にのみ・・・
明日が来るんだよ

「今日だけがんばる」

人間はどうしても「自分がこうしたい」という欲の方に流れていってしまいます。

「明日からやればいい」という短絡的な考えが、さも自分に言い聞かせるような立派な理由になってしまうからです。

「今日だけ頑張る」

この言葉はまさに自分の欲望を抑えてくれ、ストイックに業務に取り組むことができます。

「この1コールだけ頑張る」

コールセンターではいかがでしょうか。

「今日だけ頑張る」というのを、もう少し細分化してみましょう。

さて、次の休憩は●時●分です。
皆さん、この時間帯だけ頑張ってみましょう。
いや、次にコールするその1コールだけ頑張ってみましょう。

その次のコールは考えなくてもよいです。
とにかく今話しているお客様だけ頑張ってみましょう。

そうやって1コール1コールしていきましょう。
1コール1コールの積み重ねが一日の結果になります。
今目の前にある1コールだけ、この積み重ねで集中した時間を継続させることができます。

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