日常の会話に取り入れるとその会話すべてが美しく感じられる言葉を集めました。
美しい日本語を使うことで「知性や教養がある人」「思慮深い人」などと見られ、あなたに対する周囲の評価が変わってくるかもしれません。
さらに、自分自身も言葉から内面に変化があるかもしれません。
せっかく日本には美しい言葉があるのですから、言葉の引き出しを増やして、ものは試しに使ってみてください。
言葉を美しく飾ることば
ある言葉を美しく装飾するための形容詞や形容動詞です。
あられもない
ありえないという意味から、「とんでもない」「ふさわしくない」といった意味です。
主に女性の場合に使われ、「あられもない姿」などと使います。
如何(いかん)ともしがたい
「いかに」が変化した「いかん」とは、疑いを問う言葉です。
これに否定の言葉が続けられてますので、「どうにもならない」「どうすることもできない」という意味です。
睦まじい(むつまじい)
仲良く、親密で、心が通じ合っている様子です。
「仲睦まじい」ともいい、夫婦や恋人同士、家族関係などに使うことが多い言葉です。
ままならない
「まま」とは「あるがまま」「みたまま」のことです。
それが「ならない」ので、思い通りにならない、自由にならないということを意味します。
まごうことなき
動詞の「紛う(まごう)」は、よく似ていて取り違えることです。
「紛うことなき」は、他のものと取りちがえることがない、疑いようがない、という意味です。
のっぴきならない
「退っ引きならない」と書き、引き下がることも、避けることもできないということです。
つまり、どうすることもできない状態のことです。
如才(じょさい)ない
「如才」とは、いい加減、手抜かりの意味です。
「如才ない」とは、手抜かりがない、愛想がいい、という意味で、褒めている場合と皮肉の場合でどちらも使います。
口はばったい
「口幅ったい」と書き、言うことが身の程知らずで生意気な様子です。
自分のことを棚に上げて建前を言うときなどに使います。
「口はばったいことを申し上げますが」などと使います。
せちがらい
「世知辛い」と書きます。「世知」はもともと仏教用語で「世俗の知恵」を意味します。
転じて、金銭に細かいことを示します。
風情を感じさせる名詞
いい方次第では味も素っ気もない言葉が、美しく変化します。
夢うつつ
「うつつ」とは「現」と書き、現実のことです。
「夢うつつ」とは、夢か現実か信じられないほどに頭がぼーっとしてしまう状態のことです。
すずなり
「鈴生り」と書きます。
小さな鈴をたくさんつないでつけている神楽鈴のように、たくさん連なっていること。「電線に雀がすずなりになっている」などと使います。
序の口
相撲の番付の一番下にあたる階級を「序の口」といいます。
転じて、「はじめの」「出だしの」「簡単な」などを意味します。
したり顔
動詞の「する」に、完了の「たり」がついた言葉が「したり」です。
やってやったぞと言わんばかりの得意そうな顔つきや自慢げな様子。ドヤ顔。
潮時
元々は潮が満ち引きをする時を意味しました。それが転じて物事を始めたり終えたりするのに適当な時期のことです。
「辞める頃合い」で使われることもありあますが、間違った使い方です。
来し方行く末(こしかたゆくすえ)
「来し方」はここまで来た方向、「行く末」はこれから行く方向。
よって、過去と未来を意味します。
「来し方行く末に思いを巡らせる」などと使います。
折り紙付き
「折り紙」は書画や刀剣などに付ける鑑定保証の紙のことです。
この折り紙はついているということですから、「確かなもの」という意味です。
絵空事(えそらごと)
「空事」は、嘘や偽りを表します。
それに美化や誇張がつきものの「絵」を加えて、現実にはあり得ないことを意味します。
うたかた
「泡沫」と書き、水面にできる泡のことです。
転じて、消えやすく、はかない物事の例えで使われます。
雰囲気を表す言葉
様々な雰囲気を艶やかに彩る言葉です。
雅やか
「雅」の「みや」は「宮」で、宮廷のことです。
「雅やか」は宮廷風に上品で優雅な様子を表します。
めくるめく
「目眩く」と書き、めがくらむ、めまいがする、という意味です。
そこから、魅力に惹かれて理性を失うような様子を意味するようになりました。
柔肌(やわはだ)
きめ細かく、柔らかな女性の肌のことです。
特に若い女性に対して使い、「玉の肌」も似たような意味を表します。
水も滴る
その後に「いい男」「いい女」と続き、美男美女を形容するときに使う言葉です。
「水も滴る」とは、みずみずしくて魅力にあふれている様子です。
はんなり
京言葉の副詞です。
語源は「花なり(花あり)」とされていて、落ち着いた華やかさと上品さを表します。
「舞子さんははんなりとしていて素敵ですね」などと使います。
つぶらな
「円らな」と書いて、小さくて丸い様子やくりくりして丸い様子のことです。
幼女や若い女性に使われる言葉です。
たおやか
しなやかで優しい感じ、優雅で美しいふるまい、オレそうで折れないしなやかさを表現します。
主に女性を表現するときに使います。
艶やか(あでやか)
目を引くような華やかさと美しさ、色気のある女性のことをいいます。
「艶(あで)」は「貴(あて)」から転じた言葉なので、高貴さも含まれた言葉です。
偉丈夫(いじょうぶ)
身体が大きくて頑丈で、頼もしく見える男性をいいます。
偉丈夫の「丈」については、「一丈」は約170センチで、成人男子を「丈夫」といいました。
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