【新語】ビジネス関連の新しい言葉

言葉

最近はカタカナの言葉が乱立してきて、しっかりと勉強しないと意味が分からないですよね。

個人的には「分かりやすい言葉を使う」というのはコミュニケーションの基本だと思っていますが、やはりビジネスでは少し難しそうな言葉を使うことで信頼を得ていくというのも一般的です。

また、新聞やテレビでも使われている言葉はすでに一般的なものとして認識されていますので、最低限使いこなすことができるようにしておきたいですね。

今回は、ここ10~20年で使う頻度が増えてきたビジネス用語を解説していきます。

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ビジネス関連の新語

メンター

助言者や指導者を意味し、仕事などの手本になってくれる人を指します。

ビジネスでは、若手や新入社員が仕事やキャリアについて幅広く相談できて、成長を促してくれるような社員。

教育の分野でも、大学の新入生に対して助言するメンターや高校生の相談に乗る大学生メンターなどの制度が導入されています。

ポートフォリオ

書類入れという意味があり、資料などをひとまとめにしたものを指します。

たとえば、自分の活動記録や成果物・能力・資格などをひとまとめにしたポートフォリオは、就職や転職・大学のAO入試で役立ちます。

また、金融業界では、現金・預金・株式・債権・不動産などの投資家が保有している資産の一覧を指します。

リテラシー

本来は、読み書きの意味です。

現在では、コンピューターリテラシーといえばコンピューターについての知識や応用能力、情報リテラシーといえば情報機器を使って必要な情報を取捨選択し活用する能力のことを指します。

リベラルアーツ

ひと言で、教養と訳されます。

もう少し踏み込むと、人間を束縛から開放するための知識や生きる力を身につけるための手法のことです。

日本では大学教育の中でよく聞かれるようになってきて、ビジネスの世界でも研究に導入する企業が増えてきています。専門性に特化することなく幅広い分野について本を読んだり話し合ったりレポートを書いたりします。

ソリューション

問題解決のことや問題解決のためのシステムのこと。

ITソリューションといえば、IT技術を使って企業の抱える問題を解決することです。

「顧客にソリューションを提供する」などと使い、これは「顧客の問題を解決します」という意味です。

テレワーク

テレ(tele)は「電話」のことではなく、「離れた」という意味で、テレワークとは時間や場所にとらわれない柔軟な働き方を意味する言葉です。

在宅勤務もテレワークのひとつで、在宅勤務以外にもモバイルワークやサテライトオフィスワークなども含まれます。

リモートワークもほぼ同じ意味です。

スキーム

目標達成に向けた方法や枠組みのことです。

プランニングというと計画を立てるという意味になりますが、スキームだと具体的な方法や枠組みという意味合いが強くなります。

アサイン

仕事を割り当てたり、配属したり、任命したりすることです。

「プロジェクトの立ち上げに●●さんをアサインしよう」などと使います。

アカウンタビリティ

自分が権限をもつ職務について関係者に説明することです。

アカウンティング(会計)とレスポンシビリティ(責任)の合成語で、説明責任という意味で、もともとは経営者が株主に財務状況を説明する義務を指す言葉でした。

リテンション

維持・保持という意味です。

人材の流出防止(退職防止)の施策をリテンションといったり、既存顧客と安定的に関係を維持していくためのマーケティング活動をリテンションマーケティングといったりします。

エビデンス

根拠・証拠という意味です。

キチンとした裏付けがあるという意味で、医療分野などで使われていた言葉が、最近ではビジネス用語としても使われています。

「エビデンスを残すためにメールを送る」などは重要ですね。

アウトソーシング

業務の一部を外部に委託することです。

アウトは外、ソーシングは調達、という意味です。

事務作業などを専門業者に外部委託して、自社ではコア業務に集中するした方が生産性が上がるという考え方です。

私が勤めているコールセンターもアウトソーシングの一つです。電話対応をお願いしたい、アポ取りをお願いしたい、企業への調査をお願いしたいなど、企業がゼロから構築するとなるとノウハウも場所も電話回線などの設備も全てはじめから自社でやらないといけないのでとても大変です。でもそれをコールセンターへ委託して、その分自分の業務に集中できるのでとても効率的なんです。

クラウドソーシング

仕事を発注したい人や企業が、インターネットを通して不特定多数の人に仕事を依頼することです。

プログラミングやウェブライティング、デザインなどの分野が多いですが、経理やマーケティングなどを依頼するケースも増えてきています。

クラウドワークスやランサーズなどが有名ですね。

トレーサビリティ

履歴管理システムのことです。

食品や工業製品などの生産過程や原材料、流通過程などをさかのぼって追跡できるようにすることです。

B to B

企業間取引のことです。企業が企業に対してモノやサービスを提供するビジネスを指します。

一方、企業が消費者に提供する場合はB to C、消費者同士が取引する場合はC to Cと言います。

「B」と「C」

「B」は「Business」、「C」は「Cunsumer」の頭文字です。
「B to B」は「Business to Business」
「B to C」は「Business to Cunsumer」
「C to C」は「Cunsumer to Cunsumer」
ということですね。

イニシャルコスト

初期費用のことです。

たとえば、事業を始めるときに導入する機械や設備の費用などです。

その後、継続して運営するためにかかる維持費用はランニングコストといいます。

アンガーマネジメント

怒りをコントロールするための方法やスキルです。

イライラしたり、カッとなったりして出る衝動的な言動や行動をうまくコントロールし、適切な問題解決やコミュニケーションにつなげます。

新しい言葉ではありませんが、日本では最近になってビジネス界で取り入れられるようになりました。企業研修に取り入れられることも多く、社内・社外でのトラブルを防ぐことが狙いです。

ガバナンス

コンプライアンスのため、企業自身が企業を管理すること指します。

「governance」は統治、支配といった意味を持ち、従来は国が統治する意味で使われる言葉です。

「コンプライアンス」とは

直訳すると「法令順守」です。
ビジネス的には、企業などが法令や規則を守ることを意味します。

アライアンス

「alliance」は直訳すると同盟です。複数の企業が協力体制を敷いて利益を生み出す経営スタイルのことです。

通常の取引ではなく、おもに異業種同士が提携して、お互いの経営資源を持ち寄ることで相乗効果を狙います。

エシカル

直訳すると「論理的な」という意味です。法令に定められてはいないものの、人間の良心から自然発生的に生まれた社会的な規範のことです。

人間・社会・地球などに配慮した考え方のことで、例えばエシカル消費とは、地球環境に配慮した商品を選んで購入することです。

使わないと覚えない!

いくつか解説していきました。

ただ、実際に使ってみないとなかなか覚えません。何度も声に出して、会話の中におり交ぜて使ってみましょう。

そうすれば自然と口に出てきて、自分の中の言葉として定着させることができます。

インプットしたらアウトプットも同時に行っていきましょう!

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