「頑張れ」を言い換えて気持ちを伝える言葉

言葉

「頑張れ」という言葉は、相手を励まして・応援して・鼓舞する言葉としてとてもよくつかわれています。

ただ、この「頑張れ」という言葉、とても抽象的で、頑張る内容は相手に丸投げしてしまう言葉なのです。

「頑張れ」って言われても、何を頑張ればいいの?

もう十分頑張ってるんだけどな・・・

こう思っている人も多いんじゃないでしょうか。

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「頑張る」の意味

「頑張る」というのはどういうことなのでしょうか。朝礼でも使えるネタですので、以下を読んでみてください。

「顔晴る」

「顔晴る」と書いて「がんばる」と読みます。

いくら辛いことでもそれを表情には出さず、いつも笑顔でいよう、ということですね。強がりでも表情を晴れやかにすれば、気持ちも晴れやかになってくるものです。また、常に笑顔の人の周りには人が集まってきます。

そうやって自分を高めていくことが「頑張る」ことなのかもしれませんね。

「我を張る」

「我を張る」が語源となって「頑張る」となっているという話もあります。「我を張る」、それは「自我を押し通す」ことです。

「自我を押し通す」ということは、「自分に負けないようにやり通す」や「自分がやりたいことを貫き通す」ということです。そして「自我を押し通す」ということは、「意固地」や「独りよがり」ということにもなります。

自分を押し通し、他者と競争し、自分の利益を優先させることが頑張ることということもあります。

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「頑張る」は具体性がない

「頑張ります!」は何を頑張る?

頑張ります!

これを聞いた人は「何を頑張るんだろう」と思ってしまうことも多いです。ですので、「頑張る」には具体性がありません。それでは上司やクライアントは「?」になってしまいます。

デキる人ほど「頑張る」という言葉は使いません。もっと具体的な行動を発言するのです。

今日は3件の成約をあげます。

これでもまだまだ具体性がありません。

興味は見込みが10件あります。現状30%の成約率ですので、今日は3件の成約を見込んでいます。

このように具体的な行動に根拠を示して発言することが大事です。

「頑張れ!」は何を頑張らす?

これは、誰かに対して「頑張れ」というときも同様です。

「頑張れ!」と言われても、「何を頑張ればいいのだろう」「もう十分頑張ってるのに」となってしまいます。

もっと具体的な行動を示してあげたり、「頑張れ!」を別の言い方に言い換えたほうが、より相手に伝わります。

「頑張れ」を言い換える

それでは、誰かを励ますときの「頑張れ!」はどうやって言い換えればよいのでしょうか。

「ここが踏ん張りどころ」と言い換える

成功するために・成長するために・勝負に勝つために、ここを乗り越えれば一気に視界が開けてくるような場面です。

単に「頑張れ!」ではなく、「踏ん張れ!」と言い換えることで、この先に素晴らしい結果が待っていると、未来をイメージさせることが出来ます。

成長する時って、
必ず苦しいときがあって、
一回叩き落とされて、
そこを乗り越えて成長していく。
俺にとってまさに今だよね。
ここを乗り越えれば、
素晴らしい未来が待っている
と思うと、今は本当に苦しいけれど、
気持ちを強く持っていけるし、
ポジティブに考えられる。

香川真司(サッカー選手)

「応援してます」と言い換える

君は一人じゃない・私がついてる、という気持ちを伝える言葉です。「頑張れ!」よりも気持ちが伝わりますね。芸能人や作家やスポーツ選手はこの言葉にとても救われるそうです。

そして、誰が見てもものすごく努力をしている人は、自然と応援したくなるものです。仕事を手伝ってくれたり、お菓子やジュースをくれたり、そんなちょっとした応援も嬉しいものですね。

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「無理はしないでね」と言い換える

頑張っている人に「頑張れ」といっても負担になってしまうことがあります。「無理しないでね」は「頑張れ」よりは負担にならないので、相手を思いやる気持ちが感じられる言葉です。

すでに頑張っている人は、力が入りすぎている状態かもしれません。肩の力をフッと抜いて、精神的な部分に入り込んで応援できます。

「がんばってるね」と言い換える

本人も周りも、頑張っているのは誰の目にも明らかな人にはその頑張りを認めてあげる言葉の方が良いでしょう。

たとえその人の思うような結果が出ていなくても、「頑張ってるね」と認めてあげることでその頑張り自体が評価されていることに気付いてくれることでしょう。

「頑張ってるのは知ってるから無理はしないでね」と言い換える

上記二つを同時に伝えてあげることでさらに効果的です。

「Good Luck!」と言い換える

「Good Luck」が使われるのは、相手を応援・激励するときです。「頑張ってね」と訳されることが多い言葉です。

Good luck tomorrow’s game 
 で 「明日の試合頑張ってね」

Good luck with your job
 で 「お仕事頑張ってね」

などと使われます。

ただ、直訳では「幸運を!」になりますので、「君のその頑張りはきっとうまくいくよ!」というニュアンスを伝えることもでき、単に「頑張れ!」よりも「上手くいくといいね!」というニュアンスが強いです。

「君ならできる」と言い換える

諦めそうになっているときに上司や先輩にこう言われると自然と勇気が湧いてきます。その言葉だけで自分を信じることが出来るようになります。

「あの人がそう言っているのなら自分にはできるんだ、もう少し頑張ってみよう」と、その言葉が自分を支える土台になることもあります。

松岡修造さんの言葉はなぜか本当に力が出てきます。

「君ならできる!」

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