お断りをしたり、誰かの否定したり、マイナスな報告をしたりと、言いにくいことも言わないといけないことは多いと思います。
そんな時に出来るだけ遠回しに、柔らかく伝える言葉あれば少しは言いやすくなります。
そういった言葉をたくさん持っていると、大人な対応ができますね。
こちらでご紹介する言葉はどれも使うことが多いですので、覚えておいて損はありません。
私のミスです → 私の不手際です
「不手際」は、手際が悪いことや物事の処理方法や結果が悪いことです。
「私の不手際でご迷惑をおかけして申し訳ございません」「私の不手際で対応が遅れました」など、謝罪のときに使います。
「ミス」という言葉は悪くはありませんが、「不手際」という言葉の方がより改まった印象を与えることができます。
あの人の言い方は不愉快・うざい → 耳に当たる
「うざい」という言葉はすでに若者言葉として定着していますね。
もともとはわずらわしい・うっとうしい、ということを意味する「うざたい」という言葉が変化したものです。
「耳に当たる」は聞いていてしゃくに障る・不愉快に思う、という意味です。
仲間内ならまだしも、そうでない場合はせめてきちんとした日本語に言い換えた方が無難です。
自慢になってしまいますが → 手前味噌ですが
自慢したいけれど、普通に自慢話をしてしまうと嫌がられるのではないか、というときの便利な言葉です。
「手前味噌」は自分で自分を褒めることです。
ビジネスの場でも自社の優れたところを伝えるときには「手前味噌ですが、、、」と前置きすることは珍しくありません。
言いすぎだよ → 口が過ぎるよ
余計なことまで口にしてしまう人をたしなめるときには「ちょっとそれは口が過ぎるよ」「上司に向かって口が過ぎるよ」などと使います。
相手の良くないところはストレートに伝えてしまうと人間関係を悪くしてしまうかもしれません。
そういったときはニュアンスをやわらげる表現を使っていきましょう。
あの人とは合わない → あの人とはしっくりこない
誰でもどうしても意見や考え方が合わない人、共感できない人がいるものです。
だからといって「あの人とは合わない」とストレートに言ってしまうと角が立ってしまいます。
「あの人とはしっくりこないんだよね」など遠回しに表現していきましょう。
「しっくり」とは、人の心などがよく合い、おさまりが良いことを表す言葉で、それを否定することで遠回しに「合わない」ということを表現するフレーズです。
無理です → 私には荷が勝ちます
「できないものはできない」「嫌なものは嫌」とすっぱりと断ち切れることばかりではありません。
極力角が立たないようにお断りをしたいときに使うフレーズです。
自分の能力と比べて責任・負担が重すぎることを伝える言葉で、その負担の解消を求める主張となります。
自分からは言いずらいですが → 僭越ながら申し上げます
目上の人に対して恐縮しながら意見をいうときのクッション言葉です。
「僭越(せんえつ)」とは身分を超えて出過ぎたことをすることでで、自分の行為を謙遜するような意味合いがあります。
使える場面では使っていきましょう
ストレートに伝えると嫌な印象を与える言葉でも、少し言葉を変えるだけでだいぶニュアンスが柔らかくなりますね。
良い人間関係は言葉使いからです。
意識しないとなかなか覚えることができないので、使う場面が来たら積極的に使っていきましょう。
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